この記事ではカラートリートメントは髪に悪いのか?をまとめています。

筆者は大手ウィッグメーカーで管理美容師をしています。
私自身は、今のところ白髪は放っていますが、増えてきたらカラートリートメントを使うつもりでいますよ。
今の時代、毎月美容室でカラーリングしている方は多いと思いますがそんな方がが心配しているのは髪の毛への負担ですよね。
- 髪に負担がかかるから毎月のカラーリングを2ヶ月に1回のしようかしら。
- 毛先まで染めるのは2回に1回にして根元だけ染めようかしら。
そんな風に思いながらも、ずーっといつもの気に入ってる髪色でいたい!!
だからダメージを気にしつつも毎月染めちゃう。
こんな連鎖になっていませんか?
そんな方は一度、カラートリートメントの使用を検討してみては如何でしょうか?


カラートリートメントって聞いたことあるけど、どんなものなの?
カラートリートメントだったら髪への負担は少なく済むの?
本記事ではこんな疑問が解決できます!
カラートリートメントとカラーリングの違い
カラーリングはオキシドール(過酸化水素)と呼ばれる液体を使用しています。2液と言われる方ですね。
これは強力な酸化剤、もっと分かりやすく言えば漂白剤。
洗濯の漂白剤を指で触ったことがあればお分かりかと思いますが、痛いですよね。
その薬を頭皮や髪の毛に塗って染めているのがカラーリングです。
一般的に染毛剤と呼ばれています。
カラートリートメントは、お風呂場で使うトリートメントに着色剤が混じったもの。
髪の毛は濡れることで、柔らかくなりトリートメントを吸収しやすい状態になる習性を利用して色味を髪の表面に乗せています。
髪の中まで色味を入れる工程がないので、色を維持する時間は短いです。
一般的に着色剤と呼ばれています。
髪に色を着ける・染めるという部分は似ていますが作用が全く違いますので、目的に合わせて上手に使いましょう。
カラートリートメントで綺麗に染めるには。
お風呂でシャンプーの後にするトリートメントとして使います。
カラーリングと違い、1回ではっきりとした発色を出すことは苦手なので上手に色をつけるコツをお教えしますね。
シャンプー後のトリートメントの塗布の前に軽くタオルドライをして水気を取りましょう。
水が滴るほど濡れている髪は毛髪表面に水が膜を張っている状態になっていて、上手に着色されません。
なので、毛髪表面の水気を出来るだけタオルで取ることで着色しやすい状態にできますよ。
簡単ですね♪
時間を置けば置くほど染まるものではありません。
どのカラートリートメントも塗布後5〜7分放置して流してください、と使い方が記載されています。
ですが、初めて使う場合は記載されてる時間の倍の時間を置きましょう。
最初はどうしても着色しにくいです。かと言って、時間をたくさん置いても染まり方が変わることはありません。
明るくすることには向いていませんのでトーンアップを目的にするならカラートリートメントはオススメしません。
カラートリートメントの後はすすぐだけで完成!すすぎはしっかり!
あくまでもトリートメントなので、着色したからと言ってもその後にシャンプーをすることはありません。
ですから、すすいでいる水に色が無くなるまでしっかり流しましょう。
カラートリートメントをした日は完全に髪の毛を乾かしてから就寝しましょう。
髪が濡れていると枕への色移りが起こりやすいので注意です。
カラートリートメントをするペース
最初は染まりが浅いので、5日ほど毎日使いましょう。
その後、綺麗な発色になったら色味をキープするために2日に1回ほどのペースに下げて使ってください。
あなたの髪質などによって、色を維持できる時間や着色しやすさにも違いがあるのでベストなサイクルを見つけましょう。
カラートリートメントは髪に悪い?悪くない?育毛するなら
ズバリ名前の通りですが、髪に悪いわけないですよね。
カラートリートメントは、染毛剤ではなく着色剤なので髪の毛の表面に色を乗せるだけなので負担はありません。
イメージ的には絵の具で色を塗るような感じが近いですね。
負担が少ないので、薄毛を気にされていたり、育毛中の方で髪を染めたいという場合はカラートリートメントにした方がいいです。


先で説明したカラーリング時に使用するオキシドールは肌への負担も大きいので、頭皮に良くないです。
育毛中なら尚のこと。
頭皮環境改善どころか、悪化させてしまうリスクが高いです。
カラートリートメントを使いましょう。
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総合的にカラートリートメントの上手な使い方のまとめ
今まで毎月カラーリングをしてきたなら、1回お気にカラーリングとカラートリートメントを繰り返していくと髪の毛への負担と合わせて、頭皮への負担も大幅に軽減できます。
カラーリングは短い期間ですれば、間違いなく髪の毛へ大きな負担になることからも1年間という時間の中で考えたときに、回数を半分にできることは髪の毛の本来持っている美しさを損なうことなく未来へ向かうことが出来ます。
髪の毛が綺麗なお母さんやおばあちゃんになりたいですよね!
そして、薄毛を気にしながらも髪を染めていたい人にはカラートリートメントは選べる色味こそ少なくなりますが、リスクがないので精神的にも良いでしょう。
上手に活用すれば、今の気に入った髪色を維持しながらでもダメージを軽減できる。
最高ですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。